「液状化に伴う噴砂現象の実験的研究」
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概要
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砂地盤中に薄い粘土層が存在することはよく見られる。その粘土層には、弱点があったり地震動によって亀裂が生じたりする可能性がある。そのような砂地盤での噴砂現象のメカニズムを明らかにするため、模型地盤に水平振動を加えて液状化を起こしたところ、粘土層の下に水層が形成され、砂地盤は上下二層に分割された。上層の液状化が終わり始めると上層と水層間に間隙水圧の差が生じ、粘土層の亀裂から水層の水が上層内に貫入し始め、噴砂流が発生した。また実験から、水層の形成が上層地盤の挙動に大きく関わることが予想された。
- 日本自然災害学会の論文
- 1990-12-31
著者
-
大熊 孝
新潟大学
-
大川 秀雄
Faculty Of Engineering Niigata University
-
ウィバワ ブディ
Graduate School Of Science And Technology Niigata University
-
大熊 孝
Faculty of Engineering, Niigata University
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