オブジェクト指向技術を用いた分散システムの動的モデル化と解析
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概要
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本論では,反射的でコンカレントなオブジェクト指向仕様記述言語RMondelの設計について述べる.RMondelは分散システムの仕様記述とモデリングのために設計されている.それは動的に変更されうる実行可能な仕様の開発を可能にする.RMondelでの反射(reflection)は,2つの基本的特長,即ち,構造的反射と振る舞い的反射に支えられている.反射とは,システムの構造と振る舞いを動的に監視し,かつ変更できる能力のことである.同じ言語を用いて,型(クラス)とインスタンスの動的変更を可能にするために,仕様記述のメタ操作とメタオブジェクトを用いて,言語の特長がどのようにエンハンスされるかを示す.仕様記述は,新しい適合的な仕様を獲得するために,型とインスタンスを追加もしくは変更することによって変更できる.仕様記述レベルだけでなく,型レベルでも一貫性が動的にチェックされる.型レベルでは,構造と振る舞いの制約は,型の一致を保持するために定義される.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-08-18
著者
-
前川 道博
東北芸術工科大学
-
ハミド アイサム.a.
Department Of Information Design Tohoku University Of Art & Design
-
Hamid Issam
東北芸術工科大学
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