ISDN通信会議システムに於ける動的帯域制御機能の開発と評価
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概要
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ISDNを介してマルチメディア情報を交換する通信会議システムにおいて,会議中における利用者の映像への注目度が映像表示サイズに反映されることに着目し,回線の持つ限られた通信帯域の有効利用及び通信コストの削減を目的に,映像表示サイズの変更と連動した帯域制御機能を開発した.本稿では帯域制御機能の通信品質への影響を評価した結果につき述べる.通信帯域384kbps及び64kbpsで通信時における映像品質に関し,7種類の映像毎に主観評価を実施した.その結果,1)スポーツのような動きの激しい映像を除き,通信帯域を64kbpsに低下させた場合でも利用者の許容する映像品質を提供すること,2)384kbps通信時には64kbps通信時の約3倍の通信コストを要することを明らかにし,帯域制御機能を利用することにより,利用者の許容する範囲内に映像品質を維持しながら通信コストを削減できることを示した.
- 1994-12-02
著者
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