ISDN応用マルチメディア通信会議システムにおける帯域制御方式の提案
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概要
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ISDNの普及と端末の高性能化に伴い, 遠隔地間で映像・音声・テキスト等のマルチメディア情報を交換する通信会議システムの開発が活発化している. 従来のシステムの多くで利用しているISDN回線交換は, 通信終了時まで一定の回線資源を占有するため, 映像・音声のリアルタイム通信に有効なサービスである. しかし, 各端末の回線資源は有限であるため, 回線の利用状況により使用可能な回線資源が不足する場合がある. そのため, 利用者の要求に応じて回線資源を有効に利用する必要がある. 我々は, この背景に基づき, ISDNを利用したマルチメディア通信会議システムの検討を進めている. 本稿では, まず今回開発したTV電話プロト・システムの概要を説明する. 次に回線資源の有効利用に着目し検討した帯域制御機能の実現方式を提案する. そして本機能の多地点会議への応用について述べる.
- 1994-03-07
著者
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