古文書を分析するためのHCI
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概要
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コンピュータ上で古文書を読むことに主眼を置き,国文学の研究活動をコンピュータによって支援する研究を行なっている.HCIとして,古文書の写真(イメージデータ)をモニター上で読む,テキストを縦入出力を行なうなどの環境整備を行なってきた.究極の姿としては,古文書に描かれている文字情報を処理する時のインタフェースとしてイメージデータを使い,テキストはコンピュータ処理のための内部表現であると考えている.それを実現するために古文書のイメージデータとそれを翻刻したテキストとの間で,文書中の同じ所を示す対応関係をコンピュータで利用する.この例として,あたかもイメージデータ上で文字列を検索しているような手書き文字検索を試作した.その中で使用するツールとして,イメージデータを扱うために開発した文字の認定に充分な品質で古文書を表示するviewerとテキストデータを縦書きするためにttermを開発した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-10
著者
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