音楽演奏者の時間的制御能力について
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概要
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音楽演奏者は自らの音楽的表現を行うために、正確に身体運動を制御する能力を有すると考えられる。音楽演奏者の基礎的な時間的制御能力を測定するため、中程度のピアノ演奏能力を有する音楽専攻学生に等間隔タッピングを行わせ、その時間間隔ゆらぎを分析した。その結果、等間隔タッピングの時間的制御に、過去約20tapの時間間隔を保持する記憶機構が介在することが示唆された。また、様々なレベルのピアノ奏者、打楽器奏者および非音楽奏者に等間隔タッピングを行わせた結果、熟練したピアノ奏者は、非熟練者や非音楽奏者よりもゆらぎが小さかった。また、打楽器奏者は熟練したピアノ奏者よりも時間的制御が優れてはいなかった。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1995-05-19
著者
-
山田 真司
大阪芸大/九州芸工大
-
山田 真司
大阪芸術大
-
小田 満理子
大阪芸大
-
井村 和孝
大阪芸術大学音楽学科
-
新井 裕子
大阪芸術大学音楽教育学科
-
小田 満理子
大阪芸術大学音楽学科
-
西村 英樹
大阪芸術大学音楽学科
-
西村 英樹
大阪芸大
-
新井 裕子
大阪芸大
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