文書走査を用いた複合名詞解析について
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概要
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機械翻訳や情報抽出等の自然言語理解システムで新聞記事等を取り扱う場合, 複合名詞の解析は最も困難な問題の一つである. 複合名詞は記事の内容を凝縮できる程の情報を担うことができる反面, 単なる名詞の連鎖であるため構文上の手掛かりが無く, さらに省略形等の未登録語を含むことが多いため, その解析は困難であった. 本報では, 文書中の他の部分の走査により, 未登録語を発見しつつ複合名詞の構成単語の共起情報を抽出し, 複合名詞の構造推定を行う手法を提案する. 新聞記事から抽出した400個の複合名詞に適用した結果について, 提案手法とbaseline等との比較を報告し, 提案手法の有用性を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-14
著者
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