原子配置パターンによる材料分類
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
材料の性質を支配する多くの要因の中で、化学組成と物性の間の橋渡し役を果たす結晶構造は、最も重要なものの一つである。多くの結晶構造データを分類し、規則性を抽出することは、材料設計において、非常に重要なステップである。本文では、古典的結晶構造よりもっと共通性のある構造の分類-原子配置パターン (atomic enviroment type) を紹介する。この原子配置パターンの概念と量子構造マップ (Quantum Structural Diagrm) の技術を取り入れることにより、化合物の構造と組成との間にいくつかの規則性が発見された。また電子論に基づいた原子配置パターンのメカニズムに関する研究についても述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1997-07-24
著者
-
岩田 修一
東京大学人工物工学研究センター
-
陳 迎
科学技術振興事業団 研究基盤情報部
-
岩田 修一
東京大学 人工物工学研究センター
-
陳 迎
School Of Engineering The University Of Tokyo
-
Villars Pierre
Materials Phases Data System (mpds)
-
Villars Pierre
Material Phases Data System, CH-6354 Vitznau, Switzerland
関連論文
- 走査トンネルスペクトルスコピーによる Mn-Zn フェライト焼結体の粒界高抵抗領域の研究
- 20年前に夢みたシミュレーション
- シミュレーションは何処まで実験を補完できるか : 仮想実験による物質材料設計の試み(シミュレーションは何処まで実験を補完できるか-仮想実験による物質材料設計の試み)
- 材料設計における資源の統合化と設計環境の構築
- 材料設計のための結晶データマイニングへのアプローチ
- 原子配置パターンによる材料分類
- 小特集「多面的シミュレーション」について(多面的シミュレーション)
- 物質・材料設計のための仮想実験技術研究プロジェクトについて
- シミュレーションと事実, 真実
- 小特集「水」に寄せて(水)