データ並列言語の通信生成方式とマルチグリッド法への適用
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概要
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HPF (High Performance Fortran)等のデータ並列言語のコンパイラにおける通信生成の一手法として,従来,配列の再マッピングを利用する方法が提案されている。本研究は,この方法の一般化および最適化強化により,様々な配列添字を持つループへの適用性を高めることを目的としている。まず,一般的なループに対する再マッピング通信の生成方法を定式化する。さらに,シャドウ通信や1対1通信などの高速通信の生成条件や通信の融合条件について述べる。提案方式を実装し,NAS ParallelベンチマークのMG(マルチグリッド法)に適用してSR2201上で評価した。本方式により,MGのHPF版の実行時間が人手並列化版(NPB2.3β)の1.3倍以内に収まることが示された。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-12-03
著者
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太田 寛
株式会社日立製作所情報コンピュータグループ
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太田 寛
株式会社日立製作所
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西谷 康仁
株式会社日立製作所
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太田 寛
新情報処理開発機構マルチプロセッサコンピューティング日立研究室
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西谷 康仁
新情報処理開発機構マルチプロセッサコンピューティング日立研究室
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