データ並列言語の通信生成方式とマルチグリッド法での最適化評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
HPF(High Performance Fortran)などのデータ並列言語のコンパイラにおける通信生成の一手法として,従来,配列の再マッピングを利用する方法が提案されている.本研究は,この方法の一般化および最適化強化により,様々な配列添字を持つループへの適用性を高めることを目的としている.まず,一般的なループに対する再マッピング通信の生成方法を定式化する,さらに,シャドウ通信や1対1通信などの高速通信の生成やシャドウ通信の融合などの最適化条件について述べる.提案方式を実装し,NAS ParallelベンチマークのMG(マルチグリッド法)に適用してSR2201上で性能測定した.測定結果に基づいて各種の通信最適化の効果を定量的に明らかにする.本方式により,MGのHPF版の実行時間をMPI版(NPB2.3β)の1.18倍まで短縮できることが示された.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2001-04-15
著者
関連論文
- データ並列言語の通信生成方式とマルチグリッド法での最適化評価
- データ並列言語における多重ループの統一的計算分散方式(並列処理)
- データ並列言語の通信生成方式とマルチグリッド法への適用
- データ並列言語における多重ループの計算分散方式
- 分散メモリ型並列計算機向けの自動データ分散並列化方式
- 分散メモリ型並列計算機向けの自動データ分散並列化技術の検討
- HPF処理系Parallel FORTRANによるNAS Parallelベンチマークの並列化
- HPF処理系によるNAS Parallel Benchmarksの並列化
- HPF処理系による NAS Parallel Benchmarks の並列化
- HPF処理系によるNAS Parallel Benchmarksの並列化
- 分散共有メモリ向け手続き間自動データ分散方法の実装と評価
- 分散共有メモリ向けコンパイラにおける自動データ分散方法
- 2000-HPC-82-15 分散共有メモリ向け手続き間自動データ分散方法の実装と評価
- ファーストタッチ制御による分散共有メモリ向け自動データ分散方法(並列処理)
- 分散共有メモリ向け自動データ分散方法の提案
- 配列リシェイプを用いた分散共有メモリ向けデータ再分散の最適化
- HPFフルセット仕様をサポートした処理系の実現