並列処理言語CLIPの実装と評価
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概要
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並列処理言語において情報を交換する方法には大きく分けて、配列などを共有メモリに配して行う方法と、MPIなどを使ったメッセージパッシングによる二通りの方法がある。また実際の言語においてはCやFORTRANなどでも、関数の引数や返値としても情報のやりとりが可能である。本研究では、これら従来の情報交換の方法よりも使いやすく、プログラムの可読性の向上を目的とした、futureによる関数レベルでの並列処理の実現をめざした並列処理言語CLIPの処理系の実装を行った。実装は並列計算機システムCLIPer (18CPU)、SUN WS (4CPU)およびDEC WS (6CPU)に対して行った。さらにいくつかのサンプルプログラムによるこれらのシステムでの実行性能評価を行ったところ、自動並列コンパイルでは見られなかった速度向上率が得られた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-12-03
著者
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