プログラミング環境EULASHにおけるコンパイラの実装
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概要
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本論文では高速なローカルメモリとアクセスに大きなレイテンシを伴う共有メモリの双方を持つマルチプロセッサを最適に使用するための環境EULASHのひとつとして,コンパイラを実装する.EULASHにおいてソースプログラムは共有変数のみを用いる軽量なスレッドを用いて記述される.このプログラムをコンパイラが両メモリシステムを効率良く使用するように再構成する.コンパイラによる最適化の結果Jacobi法では90%の共有変数が共有メモリを必要としない型に変換される.また,評価の結果,最適化を行うことでスイッチ結合型マルチプロセッサ上で実行時間が9%短縮された.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-12-12
著者
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藤原 崇
慶応義塾大学
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鬼頭 宏幸
慶鷹義塾大学理工学部
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美辺 央希
慶鷹義塾大学理工学部
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山本 淳二
慶鷹義塾大学理工学部
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亀井 貴之
慶鷹義塾大学理工学部
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藤原 崇
慶鷹義塾大学理工学部
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天野 英晴
慶鷹義塾大学理工学部
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亀井 貴之
慶応義塾大学理工学部:(現)株式会社東芝システムlsi技術研究所
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鬼頭 宏幸
慶應義塾大学理工学部 : (現)日本電信電話株式会社情報通信研究所
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美辺 央希
慶応義塾大学:(現)キヤノン(株)
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