プロダクションシステムで記述された通信ソフトウェア仕様の検証方式の一検討
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概要
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離散事象システムの検証にとっては, 可達性の検証が有効とされているが可達性の確認は計算量的に不可能であるといわれている. それは, 現状の可達性解析が状態木を生成するという総当たり的な手法をとっていることによる. しかし, 実際のシステムに存在する状態の多くは連結したグラフ構造をなす状態の独立した組合せで成り立っている場合が多い. 本稿では, その連結グラフのすべてを求めることがすべての状態を求めることと同値であり, かつ状態遷移木を作成する状態生成手法より低コストの計算量で行なえることを離散事象システムの一つである通信システムを例に提案する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-05-14
著者
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