Javaクラスの動的バージョン管理の構想
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概要
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ソフトウェアは、その開発作業が進行するにつれて、数多くのバージョンが作られる。一度完成してユーザにリリースした後でも、不良の修正などで新しいバージョンが継続的に開発される。バージョン管理はソフトウェア工学においては古くからある研究分野であり、これまでも、SCCSやRCSに代表される優れたバージョン管理ツールや、DSEE、Adeleなどのバージョン管理機能を持ったシステムや開発環境が数多く開発されてきた。しかし、これまでのC++のような言語で開発されたソフトウェアと、Java言語で開発されたソフトウェアでは、バージョン管理で必要となる要素が大きく異なってくる。本稿では、Javaにおけるソフトウェア開発には、動的なバージョン管理機能が必要であることを述べ、さらにそれを実現する方式についての構想を述べる。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1997-07-31
著者
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