遅延考慮配置アルゴリズム
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概要
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製造技術の進歩に伴いファンクションブロックのサイズは,小さくなってきている.その結果,回路の遅延時間の中で配線遅延が占める割合が大きくなってきている.また,配置はレイアウトの性能を左右する重要な部分である.そこで,遅延を考慮した高速で高性能な配置アルゴリズムが望まれている.我々はこれまで階層クラスタリング手法を用いた配置アルゴリズムについて発表を行なってきた.本稿では,階層クラスタリング手法を用いた配置アルゴリズムに対し,コストにより遅延を考慮する方法について述べる.特に,各ネットのパスへの影響度を求めるアルゴリズムについて述べる.計算機実験の結果,階層クラスタリング手法を用いた配置アルゴリズムで遅延を満足することができなかった例題に対しても,配線長の増加なしに遅延を満足する結果を得ることができることを確認した.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-06-25
著者
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