物語生成システムの観点からの物語言説論の体系化へ向けた試み
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概要
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文学理論においては、物語内容と物語言説の2つの方向から物語生成プロセスが取り扱われて来た。本稿では、このうち物語言説論へのアプローチとしてG・ジュネットの分類体系を検討し、その計算的モデルとしての再構成のための試みを示す。ここでは、ジュネットによる物語言説のための諸知識を、認知的戦略、構造的手法、認知的手法、形式的手法に分類し、最終的に形式的手法によって知識表現を操作するレベルまで下降する階層的な戦略一技法体系の素案を提唱する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1999-10-15
著者
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