VPリストを用いたデータ並列言語のアクティビティ制御
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概要
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データ並列言語の多くは, SIMD的に動作する多数の仮想プロセッサ(VP)を並列実行の主体と考えることができる. 一般に, プログラムで使用するVP数は, 並列計算機の実プロセッサ数よりはるかに多いために, 各実プロセッサが複数のVPの実行をエミュレートする. その際に, 担当するVPのうち, アクティブなもののみを選択して処理を行なう必要がある. VPのアクティビティは条件分岐や繰り返しなどの制御構文によって動的に変化する. 従来の実現では, アクティブなVP集合をマスクベクタの形で表現していた. しかしこの方式では, アクティビティが頻繁に変化する場合, 実行効率やメモリ効率の点で問題がある. 本稿ではこれらの問題を解決するため, アクティブなVP集合をリスト構造で表現する方式を提案し, その有用性を示す.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-10-31
著者
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