自然発話の認識・理解のための解析・照合手法の比較

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概要

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最近では,自然な発話の認識・理解の研究が多くなされているが,基本的な認識手法の構成については,これまでの定型的な文の音声認識システムで提案されている種々の解析・照合の手法が用いられるものが多い.しかし,自然な発話における不要語や倒置などに対処する場合に,どのような手法が有効であるかを改めて比較・検討し直す必要があると考えられる.本稿では,これまでに開発した主な解析及び照合の手法をベースに自然な発話の音声認識・理解を実現するシステムを構成し,同等の言語制約を用いた評価実験によるシステムの比較を行なっている.実験の結果から,同程度の処理の効率を考えた場合は,仮定した言語制約の中で入力音声と音響モデルの連結に関してより最適な照合を行なう方法を用いることが自然発話においても重要であることが分かった.
一般社団法人情報処理学会の論文
1994-07-07

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