Genetic Algorithmを用いた連続時間信号の分析に関して
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概要
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本稿では,(1)時系列信号の分析問題,(2)誤差を含んだ観測データのみからの解析問題,(3)陰関数を含む複雑関数の問題などの課題を全て含んだ問題を対象としたGAの適用可能性を探るために音などの連続時間信号の特徴分析への適用可能性を実験的に調査した結果に関して報告する。音などの時間的に連続な信号の特徴分析を行うためには,その信号に含まれる周波数成分およびその周波数成分ごとの振幅,位相を分析する必要がある。この分析のためには,上記(1),(2),(3)の問題を全て解決しなければならない。連続時間信号の分析的用途として,音声や末知音源の音紋解析,機械装置の作動音,体内音の分析による異常検出などが考えられる。これらの信号は一定時間間隔で周期的に変化する周期信号が多い。また長時間では非周期信号である砿数サイクルの短時間においては周期信号であるものも多い。実験結果から,GAを用いて,連続時間周期信号の周波数成分,振幅,位相の分析および解析結果の評価が可能であることを確認することができた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-05-09
著者
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