オブジェクトコードの配置アドレス改善によるプログラム高速化と評価
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概要
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高性能プロセッサではプログラムを変更した際に,変更を行なっていない箇所で性能変形が起こりうるという問題がある.この性能変動は,プログラム変更箇所と性能低下箇所が異なっているため原因の追及が困難で,性能チューニングの際に問題となっていた.本報告書は,使用頻度を考慮したメモリ配置とスペーサー挿入による命令とデータのアドレス調整を行なうことで,性能変動を抑え,安定して高い性能を得ることができることを示す.実際のプログラムを用いて評価したところ,POWER3-IIプロセッサで性能変動を7.3%から1.1%に,POWER4プロセッサで性能変動を9.3%から3.6%にすることができた.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-03-11
著者
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