オブジェクトコードの配置アドレス改善によるプログラム高速化
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本報告書は,高性能プロセッサではプログラムを変更した際に,変更を行なっていない箇所で性能変動が起こりうるという問題があることを示す。この性能変動は,プログラム変更箇所と性能低下箇所が異なるため従来の性能改善手法が適用できないために問題であった。そこで,原因を調査した結果,性能変動は,プログラム変更によりオブエジェクトコードが配置されるアドレスが変化した際に,分岐予測ミスやキャッシュミスが増加することが原因であることがわかった。対策方法として,命令とデータを配置するメモリアドレスを調節することを提案する。本手法を適用したところ,性能変動を抑えることができ,安定して高い性能を得ることができることを確認した。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-01-31
著者
関連論文
- 計算機システムとマルチコアプロセッサ(マイクロアーキテクチャ,集積回路とアーキテクチャの協創〜どう繋ぐ?どう使う?マルチコア〜)
- DT-1-1 マルチコアプロセッサ総論 : 低電力高性能の実現(DT-1. コンピュータシステム最前線-マルチコアプロセッサ-,チュートリアルセッション,ソサイエティ企画)
- オブジェクトコードの配置アドレス改善によるプログラム高速化と評価
- オブジェクトコードの配置アドレス改善によるプログラム高速化
- 計算機システムとマルチコアプロセッサ(集積回路とアーキテクチャの協創 : どう繋ぐ?どう使う?マルチコア)