値再利用機構におけるバッファ置換アルゴリズムの改良(アーキテクチャ)
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概要
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値局所性を利用した主要な高速化技法の1つとして値再利用機構がある。本研究では、この値再利用機構の中心となる、入出力値を保持しておくReuse Bufferの有効な利用法を模索するものである。今回我々は、2つのアイデアをReuseBufferに適用し、その効果を検討した。1つは、1つの命令に対して複数の入出力値の組を保持する方法で、もう1つは、バッファのエントリ置換にエントリの再利用率と古さを加味するものである。その結果、前者の手法で効果が見られ、SPEC95,2000のいくつかのベンチマークにおいて、1つの命令に対して1エントリが対応で置換アルゴリズムがFIFOの場合(再利用機構のない場合に対し1.3〜7.4%向上)よりも、更に+1%前後の速度向上がみられた。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 2003-10-16
著者
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