有機フッ素化合物中の炭素,水素,フッ素の同時定量
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概要
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有機フッ素化合物中の炭素,水素,フッ素の同時定量を試みた.試料を常法のように燃焼させ,フッ素を酸化マグネシウムなどに捕そくし,炭素及び水素を吸収管の増量から定量した.捕そくしたフッ素は,水蒸気を用いて凝縮水中に移した後,イオン電極法で定量した.この際燃焼には2方式を採用し,これに基づいて白金触媒-酸素法と酸化銅触媒-空気法とで分析を行った.フッ素に対して当量以上の水素を含む試料については,両方法とも良好な結果を与えた.酸化銅触媒-空気法は自動装置による燃焼が可能で,白金触媒-酸素法より一層実用的とみられた.水素を全く含まない試料に対しては,いずれの方法も信頼すべき結果を与えなかった.リソを合む試料の分析では障害が多かった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1976-03-10
著者
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