o-フタルアルデヒドによるポストカラム誘導体化を用いる高速液体クロマトグラフィーによるペプチドの蛍光検出(<特集>生体成分の高速液体クロマトグラフィー)
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ペプチドの逆相高速液休クロマトダラフィーにおいて,検出感度を上げるためにο-フタルアルデヒド(OPA)を用いたポストカラム誘導体化法による蛍光検出法を検討した.試料にインシュリン及び種々のペプチド抗生物質を,反応液にOPA,2-メルカプトェタノール(ME),及び界面活性剤を含む0.4Mホウ酸塩緩衝液を,反応管にテフロン管を用い,反応液の各成分濃度,PH,反応管の大きさなどの最適化を行った.分離カラムにC_<18>化学結合型固定相を,溶離液に0.1M硫酸ナトリウムを含む5mMリン酸塩緩衝液(pH 3.0)とアセトニトリルとの混合溶液を0.7cm^3 min^<-1> で用いた場合,反応管は0.2m × 1mm l. D.,反応試薬濃度はOPA I .6g dm^<-3> ME^3 cms dm^<-3> Brij 35 (界面活性剤)3 g dm^<-3> pH 9.5,流量0.25 cm^3 mm^<-1>で感度は最大を示し,検出限界は,イソシュリンで6ng,ペプチド抗生物質で0.7〜1.7ngであった.
- 1984-07-05
著者
関連論文
- o-フタルアルデヒドによるポストカラム誘導体化を用いる高速液体クロマトグラフィーによるペプチドの蛍光検出(生体成分の高速液体クロマトグラフィー)
- 界面動電現象を利用した高速液体クロマトグラフィ-用検出器の開発研究-5-流動電流検出器のアミノグリコシド抗生物質分析への応用
- 界面動電現象を利用した高速液体クロマトグラフィ-用検出器の開発研究-3-流動電流検出器のイオンクロマトグラフィ-への応用
- 界面動電現象を利用した高速液体クロマトグラフィ-用検出器の開発研究-2-流動電流検出器の胆汁酸分析への応用
- 界面動電現象を利用した高速液体クロマトグラフィ-用検出器の開発研究-1-逆相クロマトグラフィ-用流動電流検出器
- 有機フッ素化合物中の炭素,水素,フッ素の同時定量
- イオン選択性電極による臭化物イオン,ヨウ化物イオン及びフッ化物イオンの定量のための新技法
- 有機フッ素化合物の炭水素分析
- ハロシクロプロパン化合物の反応
- α-ハロカルボニル化合物のグリニヤール反応に関する研究 (第1報) : モノクロル酢酸エチルの反応
- α-ハロカルボニル化合物のグリニヤール反応に関する研究 (第2報) : クロルメチルアリールケトンの反応
- フッ化ナトリウム法による有機フッ素化合物の炭水素分析
- 陰イオン交換樹脂とエタノールを用いるモノ-およびジ-置換ベンゼンの液体クロマトグラフィー(報文)
- けい光X線によるリン鉱石中の鉄の定量
- 有機試薬としてのフェニルフルオロン
- 有機試薬としてのアルミノン
- けい光X線による混合希土酸化物中のランタンの定量
- ケイ光X線によるモナズ石中のトリウムの定量
- 微量フッ素イオンの硝酸トリウム滴定に関する検討
- 有機フツ素化合物の合成に関する研究-1-
- 有機フッ素化合物の合成に関する研究-2-