電気化学検出高速液体クロマトグラフィーによるヒト血しょう及び尿中のエプタゾシンとその代謝物の定量
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概要
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電気化学検出HPLCによる,ヒト血しょう及び尿中のエプタゾシンとその代謝物の同時定量方法を検討した.エプタゾシンとその代謝物は,フェノール型及びカテコール型水酸基を有し,電気化学検出器に特異的な感度を有していた.カテコール型代謝物は塩基性で分解しやすいため,弱酸性イオン交換型ディスポーサブル前処理カラム並びにエプタゾシンや代謝物と同一挙動を示す内標準(塩酸トリメトキノール)を用いることにより,サンプルを再現性よくクリーンアップすることができた.電気化学検出器の印加電位は,感度とバックグラウンド電流の関係から,血しょうで+1.0V,尿で+0.92Vとした.この方法は,エプタゾシンとその代謝物を同時分析することができ,高精度かつ簡便で迅速な定量方法を確立することができた.
- 1989-08-05
著者
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