イオン交換分離及び水素化物-原子吸光法による銅粉及びニッケル粉中のヒ素及びセレンの定量
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概要
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銅粉及びニッケル粉中のヒ素及びセレンの簡便な定量法として,銅及びニッケルをキレート樹脂で分離した後,マスキング剤を加えて水素化物-AASにより定量した.銅粉及びニッケル粉を硝酸に溶解した後,蒸発乾固し,塩酸に再溶解し,pHを3.5に調整して20〜50メッシュのムロマック樹脂に流速1ml/minで通して銅及びニッケルを分離した.セレンを定量する際には塩酸で還元し,銅粉中のヒ素及びセレンを定量する際にはマスキング剤としてチオ尿素及びネオクプロインをそれぞれ加え,ニッケル粉を分析する場合には1,10-フェナントロリンを加えて試料溶液とした.本法の正確さを調べるためにNBS標準試料Unalloyed Copper(SRM 454)を分析したが,その結果は保証値の範囲内であった.
- 1986-09-05
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