テトラヒドロホウ酸(III)を結合させた陰イオン交換樹脂を用いる水素化物発生/原子吸光法によるセレン及びアンチモンの定量
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概要
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水素化物発生/原子吸光法において, 妨害となる遷移金属を分離することなくセレン及びアンチモンを定量するために, テトラヒドロホウ酸(III)を結合させた強塩基性陰イオン交換樹脂上で水素化物を発生させた.標準試料(Wheat Flour, Lobster Hepatopancreas及びMarine Sediment)を硝酸及び過塩素酸で分解し, 残留物をフッ化水素酸で処理した後、セレンは塩酸と加熱することによりセレン(IV)に還元し, アンチモンはヨウ化カリウム溶液によりアンチモン(III)に還元して定量した.標準試料中のセレン及びアンチモンの分析値は保証値の範囲内であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1994-02-05
著者
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