マイクロプレートを使用した酵素法によるスキムミルク中のβ-ラクタム系抗生物質の迅速検出法
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概要
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DD-カルボキシペプチダーゼを用いたスキムミルク中の残留ペニシリンの測定キット(PENZYM)をマイクロプレート上で行うことを試みた.プレートの加温時間を第I加温5分,第II加温15分とすると52℃のふ卵器による加温では,0.014 UペニシリンG/ml, 0.008μgアンピシリン/ml, 0.011μgアモキシシリン/ml,0.073μgセファレキシン/mlが検出できた.又本法では過酸化水素,次亜塩素酸ナトリウムなどで発色が妨害された.酵素法にマイクロプレートを利用すると,1枚のプレートで多数の検体が処理でき,更にトランスファープレートを試薬添加に用いると試験管法に比較してより一層の検査の省力化,迅速化が可能となった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1985-07-05
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