誘導結合プラズマ発光分析法による二,三の合金中の希有金属の定量
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
誘導結合プラズマ(ICP)発光分析法を二,三の合金中のスカンジウム,タンタル,ハフニウムの定量及び鋼中のニオブ定量に応用した.モリブデン,バナジウム中のスカンジウムは0.01%以上に適用可能でありジルコニウム共存の場合の定量法を併せて検討した.銅-ニオブ-タンタル合金中の0.2〜2%のタンタル定量では共存するニオブと同時定量を行いニオブによる影響補正を行う方法で試料溶解後分離操作をすることなく迅速に定量した.又チタン-バナジウム-ハフニウム合金中の数%のハフニウムも同じく試料溶解の操作のみで測定し重量法で得た結果とよく一致した.鋼中のニオブはキャリヤーとしてスズを添加して常法のように亜硫酸-タンニン加水分解法で鉄と分離して得た溶液について測定した結果,日本鉄鋼標準試料の標準値と一致した値を得た.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1985-07-05
著者
関連論文
- 誘導結合プラズマ発光分析のための硝酸-塩酸-酒石酸によるアンチモン合金, スズ合金及び金属ゲルマニウムの溶解
- ランタン-ストロンチウム-ガリウム-ニオブを主成分とする酸化物の分解法及び誘導結合プラズマ発光分光法による分析
- モリンによるニオブ及び3-ヒドロキシー7-メトキシフラボンによるタンタルの蛍光定量
- 誘導結合プラズマ発光分析法によるロジウム基金属間化合物,ホワイトメタル及び高速度鋼の分析(無機材料分析のためのスペクトロメトリー)
- ホウ酸メチル蒸留分離/クルクミン-4-メチル-2-ペンタノン抽出吸光光度法による鉄鋼及びジルコニウム合金中の微量ホウ素の定量
- 炭素炉加熱-前方共鳴散乱分光法による金属中の銀,銅,鉛,カドミウムの定量(無機材料分析のためのスペクトロメトリー)
- 誘導結合プラズマ発光分析法による二,三の合金中の希有金属の定量
- フッ化物イオン共存下でのチタンの過酸化水素による吸光光度定量
- 鉛-スズ混晶型シェブレル化合物の分析
- 吸光光度法による二,三の合金中の多量成分の定量
- 鋳鉄中の酸素定量法について
- ランタン-ストロンチウム-ガリウム-ニオブを主成分とする酸化物の分解法及びICP発光分光分析法による定量
- 鉄鋼および二,三のフェロアロイ中のイオウの燃焼光度定量法