四臭化スズ蒸留分離-EDTA滴定によるニオブ基多元合金中のスズの定量
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概要
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ニオプ基多元合金中の1%以上のスズを,四臭化スズ蒸留分離-EDTA滴定法により定量し,良好な結果が得られたので報告する.試料を硝酸とフッ化水素酸に溶解し,硫酸を加えて,硫酸の白煙が発生するまで加熱蒸発した後,蒸留フラスコに移す.臭化水素酸を加え,マソトルヒーター上で,二酸化炭素を通じながら,四臭化スズを蒸留し,希硫酸に吸収させる.塩酸と硝酸を加えて,水浴上で加熱し臭化水素酸を分解後,熱板上で加熱濃縮して,硫酸酸性溶液とする.EDTAを過剰に加え,pHをヘキサメチレソテトラミンで5〜5.5に調節した後,キシレノールオレンジを指示薬として,過剰のEDTAを硝酸鉛標準溶液で滴定して,スズを定量する.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1984-04-05
著者
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