イオンクロマトグラフィーによる陰イオンの分析 : "FAST RUN COLUMN"の性能について
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概要
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Dionex社から新たに発売された分離カラム(FAST RUN COLUMN)の基本的性能,すなわち,溶離液の種類,濃度及び流量の変化による無機陰イオン(F^-, C1^-, NO_2^-, HPO_4^<2->, Br^-, NO_3^-及びSO_4^<2->)の溶出プロフィルヘの影響及び分析精度について調べた.標準溶液での7個の陰イオンについての5回測定における標準偏差パーセントはF^-及びC1^-の場合, 1.3で,その外の陰イオンについては0.2以下であった.又,この分離カラムの使用により,従来の分離カラムでは(20〜30)分を要した一試料当たりの全分析時間が12分以下となり,極めて精度よくしかも迅速に分析できることが分かった.このカラムを用いて血清及び尿試料中の無機陰イオンの測定を行い,そのクロマトグラム例を示した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1982-04-05
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