イオンクロマトグラフィーによる海水中の陰イオンの定量
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概要
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イオンクロマトグラフ法によって,海水中に含まれる陰イオンの分析を試みた.海水中にはCl^-,SO_4^<2->の高濃度成分とF^-,NO_3^-,Br^-などの微量成分が含まれており,これらの成分の分離定量条件を検討し,溶離液として炭酸ナトリウムの濃度2.5mM,炭酸水素ナトリウムの濃度3mMの混合液を使い,海水の希釈操作だけで,煩雑な前処理なしに,簡単,迅速かつ同時に定量できることが分かった.本法による各イオンについてのR.S.D.は,それぞれ次のとおりであった.F^-:4.2%,Cl^-:0.4%,Br^-:26%,NO_3^-:7.6%,SO_4^<2->:0.7%.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1980-04-05
著者
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