塩化セチルトリメチルアンモニウム存在下2-ブロモ-4,5-ジヒドロキシアゾベンゼン-4'-スルホン酸ナトリウムを用いるタングステン(VI)の吸光光度定量
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概要
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2-ブロモ-4,5-ジヒドロキシアゾベンゼン-4'-スルホン酸ナトリウムは過剰の塩化セチルトリメチルアンモニウムの存在下でタングステン(VI)と反応して490nmに吸収の極大をもつ水溶性三元錯体を生成する.錯体中のタングステン(VI)とBDASの組成比は1:2と推定された.三元錯体の吸光度はpH2.5〜4.5の間で最大かつ一定になる.検量線はタングステン(VI)濃度0〜74og/25mlでベールの法則に従う.490nmにおける見掛けのモル吸光係数は4.26×10^4cm^<-1>mol^<-1>である.鉄(III),チタン(IV),ジルコニウム(IV)などはフッ化物イオン及びEDTAでマスキングできる.モリブデン(VI)はEDTA存在下で塩酸ヒドフキシルアミンを用いることによりマスキングできる.
- 1982-10-05
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