大麻Cannabis sativa L. の主要成分のけい光分析
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概要
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大麻の特有成分であるΔ^1-テトラヒドロカンナビノール(Δ^1-THC),カンナピノール(CBN)及びカンナビジオール(CBD)をアセトン-炭酸ナトリウム溶液中でダンシルクロリドと反応させ,けい光誘導体とし,シリカゲル薄層クロマトグラフィー(TLC)で分離し,赤外吸収スペクトルで同定する方法を設定した.本法によれば,Δ^1-THC 0.5%を含有する大麻の10mgでも同定できた.TLC上での肉眼観察では各成分2ngまで確認でき,その他の成分及びタバコ葉の成分の妨害はみられなかった.Δ^1-THC及びCBNについてはけい光定量法を設定し,(0.2〜1.2)μg/mlで定量可能であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1980-07-05
著者
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