アルカリ性過マンガン酸カリウムによるCODの測定における塩素イオンの影響
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概要
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アルカリ性COD測定方法のうち環境基準に定められているアルカリ性過マンガン酸カリウム法によるCODの測定における塩素イオンの影響を塩化ナトリウム濃度,人工海水濃度及び有機物質の種類と濃度などを因子として検討した.有機物質が共存する場合,塩化ナトリウム及び人工海水成分の影響が認められ,過大のCOD値を与える.その度合は有機物質の種類と濃度により相違し,塩化ナトリウムの場合には,用いたいずれの試料においても塩素イオソ濃度の増加に伴い,COD値はほぼ直線的に増加した.一方,人工海水の場合には有機物の種類により,COD値が塩素イオン濃度約0.4%付近で極大を示す特異な現象が認められた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1976-04-10
著者
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