重クロム酸カリウムによるCODの測定における塩素イオンの影響
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概要
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工場排水試験法 JIS K 0102 に採用されている重クロム酸カリウム法を用いて酸素消費量を測定する場合の塩素イオンの影響を、塩素イオン濃度、重クロム酸カリウム濃度、汚濁物の濃度と種類及び硫酸第二水銀添加量などを因子として検討した。 その結果 COD 値は共存する塩素イオンの妨害により過大の値を示した。 妨害の程度は汚濁物の濃度及び種類により相違するが、特に汚濁物濃度の低下に伴い顕著となった。 硫酸第二水銀による塩素イオンの酸化を抑制する効果は、JIS に記載される量以上添加してもほとんど認められず、塩素イオンの酸化を完全に抑制することはできなかった。
- 1975-10-10
著者
-
横畑 明
広島大学工学部附属内海水現境研究施設
-
向井 徹雄
広島大学工学部附属内海水現境研究施設
-
津田 覚
広島大学工学部附属内海水現境研究施設
-
向井 徹雄
広島大学大学院工学研究科
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向井 徹雄
広島大学工学部
-
津田 覚
広島工業大学
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津田 覚
広島大学工学部内海水環境研究施設
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