エステル基の1050〜1300cm^<-1>赤外吸収域におけるピーク位置の予測
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概要
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エステル基のC-O-Cの二つの振動数を予測する方法について, 多変量解析法を用いて検討した.これは, 隣接基の効果に加成性があると考えることによって達成できた.その結果, 液体状態の化合物におけるエステル基の振動数を精度よく推定できることが明らかになった.すなわち, エステル基の低波数側のピーク位置ν_Lは, ν_L=986.26+Σβ_iX_i, 高波数側のピーク位置ν_Hは, ν_H=1071.34+Σβ_jX_jという二つの式で推定できた.ここにβ_<i(j)>はi(j)種の隣接基の効果の値(グループシフト値)及びX_<i(j)>はi(j)種の隣接基の数であり, 本研究で多数の官能基についてグループシフト値を求め, エステル基の振動数を予測する方法を確立した.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1997-09-05
著者
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大澤 敏
金沢工業大学
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大澤 敏
金沢工大院・材料設計工
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小川 俊夫
金沢工業大学
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小川 俊夫
金沢工業大学工学部先端材料工学科
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小山 哲弥
金沢工大
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小山 哲弥
金沢工業大学大学院工学研究科
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林 賢次
金沢工業大学大学院工学研究科
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