ホテイアオイを用いた二酸化炭素の吸収固定量の測定方法
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概要
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周知のように, 温室効果ガスが引き起こす地球の温暖化は深刻であり, これから来るべき21世紀に向けて重大な問題である.著者らは, 温室効果ガスの中で最も温暖化寄与率の高い二酸化炭素について注目した.現在地球上の二酸化炭素の濃度は約350ppmであり, 2000年には約400ppmになると予測されている.吸収固定方法として, 水生植物であるホテイアオイの光合成について着目した.そこで濃度を正確に測定できる装置の開発について取り組んだ.著者らは, 温度, 湿度, 照度の制御できる植物育成装置を発案し, その室内を一定条件にしホテイアオイを生育させた.それで, ガスクロマトグラフとオートサンブラーを用いて装置内二酸化炭素の24時間連続測定を行った.本装置により植物育成装置内の二酸化炭素濃度を正確に測定できた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1996-12-05
著者
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