大気圧化学イオン化液体クロマトグラフィー/質量分析法を用いる薬物代謝の研究
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本法では, LC/大気圧化学イオン化(APCI)-MSインターフェイスとHPLCとの間にカラムスイッチング試料導入系を組み込むことにより, 生体試料を煩雑な前処理することなしに, 目的成分のみをMSに導入できるようになった.そしてLC/MSインターフェイスの洗浄, 分析条件の検討などについても効率よく行えるようになった.次に, 薬物とその代謝物を胆汁に添加後, 本法を用いて一斉分析し, 同定した.更に, 薬物を投与後のラット胆汁中における代謝物を検索し, その未知代謝物の構造も解析した.又, 物性(極性)の異なる薬物及び代謝物を測定することにより, LC/APCI-MSの特徴並びに有用性についても明らかにすることができた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1995-03-05
著者
-
岩淵 晴男
三共株式会社薬物動態研究所
-
中村 皖一
三共(株)分析代謝研究所
-
岩渕 晴男
三共(株)分析代謝研究所
-
北沢 栄一
三共(株)分析代謝研究所
-
中川 明彦
三共(株)分析代謝研究所
-
岩渕 晴男
三共 薬物動態研
-
岩渕 晴男
三共株式会社 分析代謝研究所
-
北沢 栄一
三共株式会社 分析代謝研究所
関連論文
- オフライン高速液体クロマトグラフィー/質量分析法による難揮発性化合物の分析
- サルにおける抗糖尿病薬Troglitazoneの体内動態
- 大気圧化学イオン化液体クロマトグラフィー/質量分析法を用いる薬物代謝の研究
- マーモセットの薬物動態研究への利用
- Molecular-Secondary Ion Mass Spectrometry (SIMS)による薬物代謝研究(第III報)金属含有医薬品のSIMSおよびTLC/SIMS
- 薬物代謝におけるMSを用いた代謝物の構造解析とその代謝経路の究明
- 抗痙縮剤CS-722の代謝研究 - ラットにおける主要代謝物とモルフォリン環の代謝を中心 -
- 糖尿病モデルラットにおけるプレドニゾロンのステロイド脱水素酵素による代謝について
- 新規抗血小薬CS-747の代謝活性化機構
- III 20世紀の産業を支えた分析技術 医薬品
- HMG-CoA還元酵素阻害剤の薬物代謝酵素阻害作用
- 新規抗うつ薬RS-8359のラットおよびイヌ尿中代謝物の構造決定
- プロフェン系抗炎症薬CS-670のイヌにおける立体特異的タウリン抱合
- セフェム系抗生物質のエタノール代謝に及ぼす影響