混合エステル型カリクス[4]アレン誘導体を用いるナトリウムイオン選択性高分子膜電極
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概要
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カリクス[4]アレンのアルキルエステル誘導体のナトリウムイオン選択性の改善を目的としエステル残基のアルキル鎖長について検討したところ, アルキル鎖長の比較的短い置換基と得られる誘導体のPVC膜への溶解性を維持するために親油性に富む長鎖の置換基の導入が有効と考えられた.そこでジエチルエステル誘導体の残り2個のフェノール性水酸基にデシルエステルを導入した混合エステル型誘導体7及びジエチルエステル誘導体に1,10-デカンジオールビスプロモ酢酸エステルを作用させてカリクス[4]アレンのlower rim部分を連結したプリッジド型誘導体8を合成した.誘導体8では予期したほどにナトリウムイオン選択性が改善されなかったが, 誘導体7のカリウムイオンに対するナトリウムイオンの選択係数(log k^<Pot>_<NaK>)は-2.57を示した.
- 1994-04-05
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