誘導結合プラズマ質量分析法による環境水及び水道水中のヒ素の定量分析
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概要
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環境試料(河川水及び水道水)中のヒ素濃度をICP-MSを用いて定量した, ICP-MSを用いてヒ素を分析する際には, ^<75>Asへの^<40>Ar^<35>Clの分子イオンの妨害の問題がある.高分解能型ICP-MSを用い両者を質量を分離して測定を行う方法と, 四重極型ICP-MSで測定後, 数値補正を行って定量する二つの測定法を検討した.本法の精度比較を行うために標準河川水試料を用い比較検討を行ったところ両法とも定量値は一致し, また推奨値とも良い一致が得られたので, 後者の方法を用い, 筑波地区周辺の河川水及び東京周辺の水道水について, ヒ素濃度の定量分析を行った.各試料中のヒ素の濃度範囲は, 河川水0.43〜3.42ng/g, 水道水1.69ng/g以下であった.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1994-11-05
著者
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