レーザー誘起キャピラリー振動法におけるパルス励起微弱信号のロックインアンプによる信号回復法の開発<特集>分離(その2)
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概要
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超高感度レーザー応用計測における微弱信号回復法の新しい試みとして, パルス励起に対して, 振幅に対する安定性の優れたロックインアンプによる検出を検討した.これを, キャピラリー電気泳動法の高感度検出法として著者らが提案しているレーザー誘起キャピラリー振動法に応用した.キャピラリー中の光熱変換効果における放熱過程は, ミリ秒の時間領域であるので, キャピラリーの固有振動数を1kHz付近に制御し, パルスの繰り返し周波数をこの共振周波数に一致させることにより, パルス幅60nsの光で周期1msの振動を定在化させ, ロックインアンプで振幅を検出することができた.この方法で3フェムトモルのフェニルアラニンを検出した.
- 1993-12-05
著者
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