ポリアニリン修飾固定相を用いる電気化学的イオンクロマトグラフ法<特集>分離(その2)
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概要
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グラッシーカーボン粉末をポリアニリンで表面修飾した充てん剤を用いて, 電気化学的なイオンクロマトグラフ法を開発した.この方法ではポリアニリンが酸化状態にあるとき, 陰イオンが膜中ヘドープされる性質を利用している.膜の酸化還元状態を電気化学的に変化できれば陰イオンの分離を電位により制御できる.無機陰イオンの保持時間をポリアニリン修飾固定相の電位に対して検討したところ, 陰イオン半径の大きさの順に保持時間も大きくなった.又移動相のpHやカラムの長さが分離挙動に与える影響を検討し, 分離条件の最適化を行った.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1993-12-05
著者
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