電導性ポリマーを用いる分析化学
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概要
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この論文では電導性ポリマーの分析化学への応用について著者らの取り組みを中心に述べる. この論文は(1)電導性ポリマーへの機能性, 特に分子認識機能の付与法の開発とセンサーへの応用, (2)固定相電位を制御する電気化学イオン交換クロマトグラフへのポリマー膜の応用, (3)水溶性ポリマー粒子の合成とその物理化学的性質について述べる. 電導性ポリマーへの機能性の付与は, ドーパントとなる陰イオンをモノマー溶液に加えるだけで自動的に組み込まれ, 極めて簡便な機能固定化法となる. ここではドーパントの大きさに基づくイオンサイズの認識とアミノ酸の光学異性体の認識機能を組み込んだポリピロールフィルムを開発し, センサーへの応用を検討した. 又, 電導性ポリマーの応用範囲を広げるために, 水溶性ポリマーを合成し, そのイオン取り込み特性をpHや電位の関数として検討した.
- 1999-03-05
著者
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