デノパミンの電気化学分析におけるグラッシーカーボン電極の陽極酸化処理効果
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概要
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四級アンモニウム塩を含む酢酸塩緩衝液中で陽極酸化処理したグラッシーカーボン(GC)電極を使用してデノパミン(DP)のボルタもグラムを測定したところ, DPの酸化電流値(I_P)が当初の約3倍に増大した.そこで, DPの電気分析における感度向上を目的としてGC電極の最適処理条件を検討した.その結果, 2mMの臭化テトラブチルアンモニウム(TBA-Br)を含む0.1M酢酸塩緩衝液(pH6.2)中で+1.6V, 10分間陽極酸化処理した後, -1.0Vで1秒以内の還元処理を行う条件が最適であった.この処理電極を用いてDPのI_Pを測定したところ, 未処理電極の場合と比較して, 約9倍の増大が認められた.又, 本処理電極を用いて他の医薬品分析への応用についても検討を加えた.
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1991-04-05
著者
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山崎 一矢
Analytical Research Laboratory, Tanabe Seiyaku Co., Ltd.,
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松尾 賢明
Analytical Chemistry Research Laboratory, Tanabe Seiyaku Co., Ltd.,
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松尾 賢明
Analytical Chemistry Research Laboratory Tanabe Seiyaku Co. Ltd.
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松尾 賢明
田辺製薬(株)分析化学研究所
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山崎 一矢
Analytical Research Laboratory Tanabe Seiyaku Co. Ltd.
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山崎 一矢
田辺製薬株式会社分析化学研究所
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国仙谷 良男
田辺製薬株式会社・製品技術研究所・分析化学研究部
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