薄層クロマトグラフィー-デンシトメトリーによるベンゾイルアセトン及びトリプルオロアセチルアセトンのアルミニウム,ガリウム,コバルト,クロム,ロジウムキレートの幾何異性体混合物の分離と定量
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概要
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薄層クロマトグラフィー(TLC)とジグザグスキャン二ング方式のTLCスキャンナーを用いるデンシトメトリーによってベンゾイルアセトン(BA)及びトリフルオロアセチルアセトン(TFA)のアルミニウム(III),ガリウム(III)キレートの幾何異性体の分離と定量法,並びに,上記キレートにコバルト(III),クロム(III),ロジウム(III)キレートの幾何異性体を含めた多成分混合物の分離と定量法を検討した. シリカゲルを吸着剤として使用し,ベンゼン又はベンゼン-アセトン(40:60)混合溶媒を用いたとき,アルミニウム(III),ガリウム(III)キレートのシス,トランス異性体は良好に分離し,その検量線は(10^<-4>〜10^<-2>)mOl/1の濃度範囲で直線を示し,合成したアルミニウム(III)キレート,ガリウム(III)キレート,試料中のトランス体含有率の定量結果は(94.1〜98.6)mol%を示し,変動係数は(O.72〜1,6)%であった. 又,(5〜6)成分異性体混合物はシリカゲル吸着剤を使用し,べンゼン-ジクロロメタン(10:1O)あるいはヘキサン-ベンゼン(10:1O)を用いたとき,40分の展開時間で良好に分離し,叉,混合物中の各異性体は回収率(91.O〜99.6)%,変動係数(1.O〜7.2)%で定量できた.
- 1983-04-05
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