ラネーニッケル還元分解による塩酸チアミンなど含硫黄化合物の簡易定量法
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概要
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塩酸チアミンなどの含硫黄化合物をケルダール改良装置を用いて水酸化ナトリウムアルカリ溶液中でラネーニッケル合金と窒素気流中加熱し,硫化ナトリウムに還元分解する. 次に塩酸で酸性にし,発生する硫化水素を窒素気流下で追い出して酢酸亜鉛溶液の入った受器中に硫化亜鉛として捕捉する. この液をヨウ素酸カリウム液とヨウ化カリウム液に塩酸を加えて作ったヨウ素規定液に投入し,硫化水素と反応させた後,過剰のヨウ素をデンプンを指示薬としてO.O1 Nチオ硫酸ナトリウム溶液で逆滴定することにより,簡易に定量することができた. この方法の精度は±O.5%以内であった.
- 1983-01-05
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