14MeV 中性子放射化-高分解能γ線スペクトロメトリーによる高合金鋼中のケイ素の定量
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概要
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高合金鋼中のケイ素の14MeV 中性子放射化非破壊分析法について検討した。 内部標準として炉紙に一定量の硝酸バリウム水溶液を吸収させ、風乾したものを用いた。 目的元素のケイ素から生成する ^<28>AI と内部標準のバリウムから生成する ^<127m>Ba の半減期が近似しているので良好な結果を得ることができ、中性子束を故意に変動させた場合でも十分補償することが可能であった。 マトリックスである鉄及びコバルトから生成する ^<56>Mn の ^<28>Al への影響を除くために、バイアス増幅系を補助に用い、Ge(Li) 半導体検出器で全ピーク面積法により計数値を計算した。 常法による化学分析の結果とほぼ ±5% の相対誤差で、また本法による繰り返し分析の結果もほぼ 5% の変動係数で求めることができた。
- 社団法人日本分析化学会の論文
- 1975-08-10
著者
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