CLにおける競合解消向ルールコンパイラ

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概要

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ルール指向プログラミングでは、複数のルールの条件部が成功したとき、どのルールを実行すべきかという問題(競合解消問題と呼ぶ)がある。このような問題の解決を含んだルールの処理は、解決すべき問題が大きくなると、実行速度が遅いという問題が生じてくる。これに対処するため、Reteアルゴリズムに基づいたルールコンパイラが開発されている。一方、CLのルール指向プログラミング機能は、オブジェクト指向、データ指向等と有機的に統合化するため、ワーキングメモリが構造化されており、文献[1]にあげた方法をそのまま適用してもあまり良い結果は期待できない。そこで、本論文では、CLにおける競合解消問題を含んだルール指向プログラムを高速に実行するためのルールコンパイラについて述べる。なお、逐次実行向のルールコンパイラについては別途報告する。
1986-10-01

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