設計作用知識の記述レベルに関する評価
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概要
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エキスパートシステム構築時の課題のひとつは「知識を記述する抽象化レベル、粒度をどう設定するか?」ということである。例えば、lisp等の汎用言語を用いる場合もあれば、より抽象的なレベルとより大きな粒度の記述単位を設定して、その上で知識を記述する場合もある。この設定の判断基準として一般的には次の二つが重要である。(1)記述能力が十分であること、(2)知識の記述が容易で、理解しやすいものであること、である。本稿では、設計型システムにおける設計作用知識(ルール)の最適な記述レベルについて述べる。特に設計型システムでは加えて、(3)各設計作用記述において論理正当性を保存すること、が重要であることを示し、そのための適切なレベルについて考察する。最後にフルカスタムLSI論理合成エキスパートシステムEXLOGでの知識記述レベルを以上の3点から評価する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16
著者
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渡辺 正信
日本電気(株)
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岩本 雅彦
日本電気(株)C&Cシステム研究所
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渡辺 正信
Nec 流通サービス業システム開発本部
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渡辺 正信
日本電気(株)c&cシステム研究所
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岩本 雅彦
日本電気(株)
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